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日高報知新聞

部活動を地域で支援 えりも 第1回部活動地域移行検討協【えりも】

部会ごとに課題について熱心に協議

【えりも】えりも中の部活動を地域で支援するための「第1回えりも町部活動地域移行検討協議会」(町教委主催)が21日、町福祉センターで開かれ、町内のスポーツ・文化団体の代表と、えりも高・えりも中の校長と教頭、各部の顧問教諭ら41人が参加して意見交換した。

 協議会の冒頭で、日高教育局社会教育指導班の斉藤佳太主査が「部活動の地域移行に係わる国のガイドライン及び道教委の取組と各事例について」情報を提供。地域移行の必要性について「少子化の影響で学校単位での部活動実施が困難」(特に道内の生徒数はピーク時の半分以下に減少)、「専門性の有無に係わらず教師が顧問を努めている」、「住んでいる地域によって、体験に格差が生じている」、「やりたい部活動が自分の中学校にない」などを挙げ、部活動の地域移行は、将来にわたって子どもたちがスポーツ・文化芸術活動に継続して親しむ機会を確保することが目的と強調し、道内他市町の活動例も紹介。

 この現況を踏まえ、えりもの子は“えりもで育てる”を理念に、町民すべての係わりの中で学校を支援する。さらに、教職員の働き方改革の一貫としても、町民との交流と意思疎通の場をつくり、様々な立場の町民に協力してもらう。

 考えられる「地域移行」案は、①スポーツ少年団+中学校部活動=U16○○○クラブでは、スポーツ少年団と中学校部活動を一緒に放課後・休日(土・日いずれか)に活動する。そのメリットとして、少年団活動から一貫して競技スポーツを学べる。少年団の活動時間は放課後なので、時間帯はほぼ同じ。デメリットでは少年団と競技内容(使用球)の違いなどがある。

 ②スポーツ協会(6団体)+中学校部活動=○○○クラブでは、メリットとしてスポーツ協会員が指導するので、人材を確保しやすいなど。デメリットでは、社会人の協会員は日中勤務が多く、夜間の練習が主体になる。夜間は保護者の送迎負担があるなど。

 6部会ごとの交流は「地域移行実現の可能性や課題を考える」をテーマに、えりも中、えりも高の校長、教頭、各部顧問も参加して30分間話し合い、特に夏休み期間はコンブ漁最盛期に当たるため指導者の交代、練習時間の合わせ方、子どもの送迎時間など、地域性の課題を洗い出しながら、効果的な地域移行を目指すことで認識した。

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