１１日に開幕した第１回釧路さくらまつり（同まつり実行委員会主催）は１８日、釧路八重桜が見頃を迎えた柳町公園で、イベント第２弾となる釧路八重フェスが開かれた。釧路八重の観察会や屋台村が登場。メイン会場ではセレモニーが行われ、好天にも恵まれ多くの市民でにぎわった。

　初開催のまつりは、釧路発祥の桜「釧路八重」をアピールしようと、市民団体「桜育ての親実行委員会」（濱木義雅会長）が企画し、「柳町公園を札幌大通公園みたいにする会」が開幕イベントを担当した。

　この日は、新種認定を受けた「幣舞義美八重」の生みの親である佐藤義美さんや濱木会長はじめサクラ守メンバーらが、柳町公園に植樹された桜の種類や、公園内に１７００本余りある桜がメンバーによって守られていることで、桜の名所となった経緯などを解説。佐藤さんは「幣舞義美八重」の誕生話などを語った。

　特設ステージで行われたセレモニーで濱木会長は「釧路町でさくらまつりが開かれているのに、なぜ、釧路市内で開かれないのか。ずっと柳町公園でのさくらまつりを思い続けてきた」と念願だったさくらまつりへの思いを述べた。蝦名市長は「釧路八重誕生にも苦労があった。サクラ守の皆さんはじめ、桜の保護育成に尽力された方々に感謝したい」とあいさつした。

　まつりイベント最終日の１９日は、学生のよさこいソーラン、沖縄民謡、合唱、飛び入り歓迎のお花見カラオケなどステージショーをはじめ、焼き鳥やビールとキッチンカーを設置した特設屋台村が開かれる。午前１１時から先着１００人に甘酒を無料配布するなど、多彩な催しを準備している。

特設ステージで行われたセレモニー