北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

函館新聞

ペリー提督来航170周年 献花などで来航の功績たたえる【函館】

ペリー提督来航時に病死した水兵の墓に献花するウェベルス総領事(左)と中野会長(外国人墓地)

 函館日米協会(中野晋会長)が主催する「ペリー提督箱館来航170周年記念行事」が17日、函館市内で行われた。雨天のため一部行事は通常開催を中止し、協会会員が中心に参列する短縮開催となったが、函館が国際観光都市となる礎を作ったペリー提督の功績をたたえた。

 ペリー提督(1794~1858年)は1853(嘉永6)年、日本の開国を求め浦賀に来航。翌54年3月に日米和親条約が締結され、開港される箱館港を下検分するため、5月に黒船ポーハタン号で箱館を訪れた。

 外国人墓地であった墓前祭では、来航時に病死した2人の水兵の墓に対し祈りをささげ、中野会長、マーク・ウェベルス在札幌米国総領事らが献花。米フィラデルフィア在住のソプラノ歌手で、はこだて観光大使の石田雪子さんが「アメイジング・グレイス」を歌い上げた。

 記念式典はペリー広場で行い、中野会長がペリー提督来航記念碑(全身像)建立の経緯などを説明。「日米で市民レベルの友好親善はかけがえのないもの。協会として今後も大切にし、函館発展の礎となったペリー提督来航の歴史と重要性を広く継承することを誓う」とし、在日米海軍司令部幕僚長のラファエル・ファクンド大佐が「170年前のペリー提督来航は日米間の揺るぎない友好関係の始まり。より強固なパートナーシップの発展を享受できることは幸運と感じる」と述べた。続いて碑に花を手向け、ウェベルス総領事は「式典を開いてもらい感謝している。ペリー像建立などは日米同盟が人と人との草の根交流のバックボーンであることの証だと思う」と話した。

 函館国際ホテルでは予定通りに祝賀会を開き、来賓として駐日米国大使館のフィリップ・ロスキャンプ広報・文化交流担当公使や、大泉潤函館市長ら約40人が参加。石田さんが両国国歌を歌い、ミニコンサートなどで交流を深めた。

関連記事

室蘭民報

ドンドン力強い音色 北海道和太鼓サミット【室蘭】

 北海道和太鼓サミットが14日、室ガス文化センター(室蘭市幸町)で行われ、団体演奏や大太鼓一本打ちの全国大会などで盛り上げた。  日本太鼓財団北海道道南支部主催。北海道文化財団共催。室蘭民報社...

室蘭民報

アイヌ民族への日ロの対応「史料によって正反対」 郷土史のつどい、作家・小..

 登別市文化協会、市文化・スポーツ振興財団主催の第60回市民文化祭のぼりべつ2024「郷土史のつどい」が15日、富士町の市民会館で開かれた。ノンフィクション作家小坂洋右さんが、先住民族に対する日...

函館新聞

道南初、サイゼリヤなど出店 12月開業のグランディールイチイ【函館】

 一位物産(村上幸義社長)が12月20日の開業に向け整備を進めている複合商業施設「グランディールイチイ」(函館市美原、旧イトーヨーカドー函館店)のテナントが17日、公表された。道南初となるレスト...

函館新聞

札幌延伸用のレール陸揚げ 北海道新幹線 港町ふ頭に1000本【函館】

 建設中の北海道新幹線新函館北斗―札幌間(約212キロ)で使用するレールが17日、函館港に到着し、陸揚げされた。作業は来年度にかけてあと3回実施する予定で、今回のものを含め計約3100本のレールを...

日高報知新聞

秋風の中たすきをつなぐ 様似RC杯ショート駅伝大会【様似】

【様似】様似ロータリークラブ杯第24回ショート駅団大会が14日、町スポーツセンターを発着地に開かれた。様似陸上協会、様似ロータリークラブ、町教委が主催。  1区間1㌔計4㌔のコースで争う小学男子...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス