進学先選択の一助に 特色ある教育を紹介 日体大付属高等支援校 4会場で説明会
【網走】日体大付属高等支援学校(平野雅嗣校長)の学校説明会が11日、同校など全国4会場で行われ、入学を希望する中学生やその保護者らに、同校の特色ある教育内容や学習、生活環境などを紹介した。
同校体育館を会場、札幌と東京、名古屋をオンラインで結んだほか、Zoomで参加した人もおり、合わせて126人が参加した。同校には同大の松浪健四郎理事長、石井隆憲学長も臨席した。
平野校長のあいさつに続き、紹介動画を上映。同校の概要や卒業後の進路、寄宿舎生活、学費について、それぞれ担当教諭や事務方が説明した。
このうち同校の概要について、特に体育の授業は一般的な高校が週2時間なのに対し、同校は週8時間なこと、高等支援学校で高体連に登録しているのは同校のみなことなどをアピール。同校自慢の施設でもある国内最大級の屋内走路「NARS」やトレーニング器具が充実した第2体育室も写真を使って紹介した。
さらに、入学後の不安を取り除くため「生徒は陸上、卓球、水泳、剣道、柔道の部活動に所属してもらうが『入りたい部がない』『運動は苦手』という人は、さまざまな軽スポーツに親しむNトライというのもある」などと説明。中学生はもちろん、保護者もうなずきながら説明を聞いていた。 同校が取り組んでいるブドウやトウモロコシの栽培といった労作、寄宿舎での生活も写真などを使い、詳しく説明した。
卒業後の進路では、日体大のあらゆるネットワークを駆使し、就職活動を全国展開していることなどを紹介した上で「卒業生の中には、東京から入学して道内で酪農をしている人、また外資系企業で活躍している人もいます」と、先輩たちの活躍にも触れた。
学校説明の後、在校生のインタビュー動画が上映された。日々の授業や寄宿舎生活で生き生きとした笑顔を見せる在校生の姿に、参加した中学生は見入っていた。
同校はこの後、来年度の入学生を対象にした進路相談を11月まで行うほか、6月から8月にかけては道内5カ所と東京で個別相談会を開催。特別支援教育に携わる小中学校の教諭を対象にした学校説明会、またオープンスクールなど、さまざまな機会を設け、進学先を選択する一助としてもらう。
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