Jファーム 直売所を再開 規格外のミニトマト格安販売 苫小牧
苫小牧市柏原で植物工場を操業するJファーム苫小牧(石島武社長)が今年、ミニトマトの直売をビニールハウス内の一角で行っている。昨年は会社の運営体制見直しに伴って直売所を全休したが、常連客らの強い要望を踏まえて2期ぶりに復活。「アウトレット」のミニトマトを並べ、口コミで利用客が増えつつある。
毎週月~金曜の午前10時~午後3時、ミニトマト「フルティカ」を500グラム500円で販売。出荷用と比べて大きく育ち、規格外になったため、低価格に設定した。トマトは果物のように甘みが強く、酸っぱさをほぼ感じない適度な酸味が特徴だ。4月22日に今年の営業を始め、市内外から買い物客が訪れている。
工場敷地内では2022年まで、直売所「ピリカ」を営業し、最先端の植物工場で生産したミニトマトをはじめ、地元農家の農産物も扱って人気を集めていた。しかし、23年は体制見直しで直売所を休業し、人手不足もあって直売所の再開に二の足を踏んでいた。
そんな中で再開を決めたのは、地元客から寄せられた期待の声。工場長の小池拓也さん(38)は「『いつ再開しますか』などの電話をたくさんいただいた。100件ではきかないと思う」と振り返る。ビニールハウス内の一角を簡易的な直売スペースとし、生産部門の従業員が接客して人手不足もカバーする。
PRは工場前の2カ所に旗を立て、ラインで情報を発信するだけだが、買い物客がぽつぽつと訪れる。小池さんは「地元や近隣の方に食べてもらいたい。これまでは生産と販売が分かれていたが、『おいしい』と直接声も聞くことができ、とても励みになっている」と話している。
12月末まで営業予定。ラインで情報を発信している。問い合わせは直売専用電話 050(1720)6480。
関連記事
500機ドローン Xマス彩る 道の駅で道内最大級ショー【上士幌】
LEDを搭載したドローン500機が冬の夜空を彩る、「かみしほろクリスマスドローンショー2024」(上士幌町ドローンコンテンツ実行委員会主催)が12月21~25日、上士幌町内の道の駅かみしほろで...
焼き魚をテークアウトで 移動販売「えぞ吉」が専門店開業【帯広】
魚の移動販売が人気だった「えぞ吉」(樽美拓哉代表)は22日、帯広市西21南2に「魚の炭火焼き専門店えぞ吉」を開業する。自家製の干し魚を浦幌木炭で「じっくり丁寧に焼いた」(樽美代表)商品などをテー...
ボージョレ解禁 コクある出来 十勝ワイン新酒もきょうから【帯広】
フランスのボージョレ地区で、その年に収穫したブドウを醸造したワイン「ボージョレ・ヌーボー」の販売が、21日午前0時に解禁された。十勝管内の酒販店にも早速並んでいる。 帯広市西18南3の「ワ...
海中転落、迅速救助に 室蘭海保、2消防と潜水訓練【室蘭】
室蘭海上保安部は18日、室蘭港南防波堤付近の海域で、室蘭と登別の両市消防本部との合同潜水訓練を実施した。車両転落などを想定した要救助者の捜索と救助を通して、万が一の際の手順や連携を確認した。 ...
思い出、ドアと一緒に 洞爺湖温泉観光協会、記念撮影用に設置【洞爺湖】
洞爺湖観光を楽しんでもらおうと、洞爺湖町の洞爺湖温泉観光協会(大西英生会長)は、湖周辺に記念撮影用の開き戸「TOYA DOORS」を設置した。同協会は「フォトスポットとして、ぜひ活用して」とP...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
2函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
3帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
4昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
5トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】