日高山脈最高峰 幌尻岳登頂プラン 平取町 ふるさと納税の返礼品で【平取】
【平取】平取町は、本年度のふるさと納税の返礼品として、登山者に人気のある日高山脈の最高峰・幌尻岳(2025㍍)に登頂するプランを加えた。
百名山として北海道を代表する山であり、国内屈指の難易度を誇る幌尻岳は山小屋の収容人数も限られるだけでなく、ヒグマの生息地を通過する長距離林道歩きなど、登山口へのアプローチも国内屈指の厳しさ。さらに十数回にも及び急流の渡渉を余儀なくされるなど、単独はおろか少人数での登行には種々の危険が伴うのが特徴。幌尻岳を隅々まで知り尽くした平取町山岳会が主催し、参加者のの安全を確保しつつ楽しい登山となるようサポートする方針。
今夏にも指定される予定の日高山脈襟裳国定公園の国立公園化を見据えた体験型の返礼品。1泊2日の日程。幌尻岳への登山ルートは新冠町側と日高町チロロ側、平取町額平川の3コースがあり、平取町の返礼品は「額平川(ぬかびらがわ)コース」を使う。同コースは道のりが変化に富み、歩行距離が短いことから人気がある。
初日は、幌尻山荘まで登って宿泊。翌朝早朝に出発して山頂を目指し夕方頃下山する。
本年度は、7月13日発、8月24日発、9月14日発の日程で受け付けている。すでに、7月13日発は受付可能人数の上限に達した。必要な寄付額は1人当たり19万8千円。1日の最少催行人数は2人で、最大6人まで。悪天候などで中止の場合は別日程に振り替えるか、他の返礼品で対応する。
町観光商工課の岩本大河係長は「国立公園化で幌尻岳の人気が高まると予想される。本当に難しい山ではあるが、ガイド付きで平取町の特産品も食べれるので、良い思い出を作っていただきたい」と話している。
問い合わせは同町観光商工課(☎01457・3・7703)へ。
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