全国大会へ向けてさらにトレーニングに熱がこもる合田さん（前）と川越代表

７月大会「日本一になる」

　【洞爺湖、伊達】洞爺湖町旭町の川越トレーニングジムに通う合田征矢さん（１７）＝伊達開来高校３年＝が全日本高校パワーリフティング選手権大会北海道予選会の５９キロ級で、合計４２５キロを上げ昨年に続いて１位に輝いた。夏には全国大会が控え「日本一になることしか考えてない」と表彰台を見据えている。

　大会は４月２０日に恵庭市で開催。同階級には３人が出場。競技はバーベルを担いでのスクワット、ベンチプレス、床に置いたバーベルを持ち上げるデッドリフトをそれぞれ３回挑戦し、一番良い記録の合計重量を競った。

　合田さんはスクワットで１６０キロ、ベンチプレスで９２・５キロ、デッドリフトで１７２・５キロの合計４２５キロを達成。全国大会出場標準記録を２１０キロも上回り、追いすがる２位の選手に５・０キロの僅差で１位を勝ち取った。

　中学３年生の冬から競技を始めた。高校１年生で合計２６７・５キロを記録。その年の冬にパワーリフティングに集中するため、小学生から続けていたサッカーを辞めた。高校２年では同３５５キロを上げた。これまでも全国大会出場権は得たが「もっと力をつけてから臨みたい」と出場を見送ってきた。

　全国大会は７月に埼玉県で開かれる。十分上位入賞を狙えるほどまでに心身、技術的に成長。が「もっと記録を伸ばしたい。（合計で）４５０キロオーバーはいきたい」。週４回、自宅のある伊達市から川越トレーニングジムに通って貪欲に体を鍛え抜く。

　指導するジムの川越和彦代表は「練習熱心でまだまだ伸びるよ。ベンチは１００キロは上げられる」と期待する。「このスポーツは自身の記録との戦い。今まで通りやってほしい」とエールを送った。