植樹作業を行うメンバーら

　室蘭漁業協同組合女性部（北川洋子部長）は８日、室蘭市みゆき町の潮見公園で「浜のかあさん、お魚殖やす植樹活動」を行った。同組合女性部のメンバーら約３０人が参加し、木の苗を植えたり、テープで目印を貼る作業に汗を流した。

　同活動は、苫小牧やいぶり噴火湾漁協など全道３４カ所で実施され、１９８８年に北海道漁協婦人部連絡協議会（現女性部連絡協議会）が始めた。室蘭は９０年から約３５００本の木を植えてきた。

　この日は、女性部のほか同組合青年部やコープさっぽろ室蘭地区委員会も参加。今回植えたクロマツは潮風に強く、植えることによって風を防ぎ、河川を通じて木の栄養分や有機物が海へ流れることが期待できるという。

　北川部長は「近年魚が少なくなってきている。木からの栄養が川や河川に流れ、魚が増えるようになってほしい」と植樹への思いを述べた。