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函館新聞

かんがい用水の供給再開 北電七飯発電所 放流用のルート新設【七飯】

かんがい放流設備が復旧した七飯発電所(左)。建物の右側にあるのが新設した放流ルート(提供)

 北海道電力(北電、札幌市)は8日、設備が損傷し復旧工事を進めてきた七飯発電所(町峠下、出力1万キロワット)で渡島平野土地改良区(北斗市)が管轄する水田へのかんがい用水供給を再開した。発電の放流ルートとは別にかんがい放流用のルートを新設。発電放流による用水供給は更新工事終了後の2026年4月を予定している。

 北電は水稲の生育期の5~9月、同改良区の水田に発電後の用水を最大毎秒4・5立方メートル供給。設備の故障で22年9月から発電を取りやめていた中、23年6月にかんがい用の放流ルートの導管に損傷が見つかり、供給を停止。七飯、北斗、函館の水田計約2000ヘクタールに給水ができない状況となり、北電は河川からの取水など応急対策で放水量を確保。かんがい放流設備の復旧に向けては23年11月に本格工事に着手し、4月25日に通水試験を終え工事が完了した。

 北電によると、損傷は、高速な水の流れの中で気泡が発生、消滅する際の衝撃で導管を覆う鉄板がはがれたことが要因で、新設した導管には流速を抑える減圧バルブを取り付けた。供給停止以前と同じ毎秒4・5立方メートルの放流が可能で、損傷した設備は同2・0立方メートル程度の放流ができるバックアップルートとして改修し、不具合に備える。北電は「今後もかんがい放流、電気事業を円滑に進めていく」としている。

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