ヤマベ釣りや稚魚放流 振内自治会 こどもの日親子ハイキング【平取】
【平取】振内自治会主催の「こどもの日親子ハイキング」が5日、同地区の幼児、小学生、中学生、父母、関係者ら45人が参加して岩知志の釣堀「仁世宇園(佐々憲一代表)」で、ヤマベ釣りやヤマベの稚魚放流を楽しんだ。
この日は、気温も高く好天に恵まれ絶好の行楽日和。ハイキングは振内市街の振内青少年会館から池売経由で仁世宇園まで約7㌔の行程を、山まわりで約2時間半かけて 歩き、青空のもと白いコブシやピンクのサクラが点在する野山を眺めながら、のんびりと散策し新緑の息吹を満喫した。
仁世宇園に到着後、こどもたちが楽しみにしていたヤマベ釣りに挑戦。竿を降ろすと次々に大物が銀鱗を躍らせ周辺では歓声が上がった。1人1匹釣り上げ、重さを測っ て腕比べを行った。測定されたヤマベは早速調理場へ運ばれ、佐々代表らスタッフが手際良くさばきから揚げに調理。
釣りの後はヤマベの稚魚放流体験。みんなで「大きくなってね」と願いを込めて、佐々代表が長年のノウハウでふ化し育てた体長9㌢ほどの銀毛の稚魚5千匹を清流のニセウ川に一斉に放流した。
昼食前に行われたヤマベ釣りの表彰では、1位・210㌘で振小2年の太田苺花(まいか)さん、2位・205㌘で振中1年の金澤陽太(ひなた)さん、3位・195㌘で振小1年の金澤乃々さんにそれぞれ図書券が贈られた。
優勝した太田苺花さんは「釣り上げた時すごく引っ張られた感じだった。優勝できるとは思っていなかったのですごくうれしい。とても楽しかった」と目を輝かせていた。
振内中3年の冨田泰司(たいじ)さんは「ハイキングは天気も良かったのですごく気持ち良かった。しゃべりしながら楽しく歩けたので、そんなにつらくなかった」と話した。
自治会のリーダーで教育委員でもある堀内敏明(71)さんは「この行事は30年ほど代々続けられている。自然とのふれあいを通じ豊かな人間性を育て、会話を豊かにし仲間づくりと交流を深めている。皆さんの協力で続けられている。これからも続けていきたい」と話した。
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