満開の桜と招き猫 静高生ら 商店街シャッターアート3作目完成【新ひだか】
【新ひだか】静内高校(酒井徹雄校長、生徒504人)の美術部とボランティア局の有志メンバー19人と横浜市立大学の青木七瀬さん(静高卒・19)が「みゆき通り商店街」の店舗のシャッターに満開のさくらの絵を描いたシャッターアートを完成させた。今回で第3作目の作品で、3、4日に20人で仕上げた。静内こうせい町2の児童発達支援・放課後等デイサービスを行う、こどもサポートほっぷの小中学生5人も参加し下絵を描いた。
静内高校では、2021年に2年生6人が自分たちにできることに取り組みたいと「さくらいん新ひだか」のプロジェクトを結成。「桜の咲かない季節でも街を盛り上げよう」と22年3月にみゆき通り商店街の「みついしょうじ」事務所シャッターに桜と馬のシャッターアートを完成させたのが始まり。この年、道内の高校生が地域活性化の取組みを発表する道教委の「高校生 探究サミット」で道知事賞に入賞した。
第2作目のシャッターアート作品は、昨年9月に青木さんが中心となり準備を進め「赤ひげ」が所有する建物に満開のさくら描き、第3作目は足元から健康を考える靴店「フットルース」(妹尾巨知さん経営)のシャッター(縦260×横360㌢)に美術部とボランティア局の有志メンバーで完成させた。
満開の桜と招き猫(白と黒の2匹)を描き、「千万両」「招福」の文字も書き入れた。
青木さんは「みゆき通りのシャッターに桜の明るい絵を画くことで、町を支援していきたい。今後も高校生が社会貢献できる場を提供し、それが今後もつながっていけばうれしい」話した。
美術部副部長の影山綾香さん(2年)は「寒くて、風も強くて大変だった。絵を描いていると町民の方が声を掛けてくれ、それが力となり最後まで描くことができてよかった」と話していた。
今年は、しずないさくらの会(大沢保文会長、会員185人)の二十間道路活性化プランの助成金10万円を受け、ペンキ等の購入資金に充てた。
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