翠明橋公園で一休みする水野さん夫婦

　ＧＷ最中の３日、浦河町上杵臼の翠明橋公園では、帯広方面から天満街道を越えて訪れたドライバーや、日高山脈から湧き出る純度の高い湧き水を求めて訪れる人らの姿が見られた。

　国道２３６号の日高と十勝を結ぶ天馬街道の野塚峠に位置する翠明橋公園は、駐車場やトイレ、休憩所、修景池があり、峠を走るドライバーの休息場となっているほか、日高山脈から湧き出す地下水を自由に汲むことができることから、この水を目当てにやってくる湧水ファンも多い。

　翠明橋公園の湧き水は、日高山脈を幾重にも通り、長い年月をかけてろ過されている極めて純度の高い超軟水。お腹や体にも優しく、口当たりもまろやかだ。

　公園は例年、11月から４月までの冬期間は閉鎖しており、雪解けが進んだ５月上旬から10月下旬の期間を一般開放。期間中は、日高山脈を目の前に、夏は新緑、秋は紅葉が楽しめる人気の絶景スポットとなっている。

　今年は、４月27日にオープンし、さっそく、湧き水を求めて訪れた人が水を汲んだり、帯広方面からやってきたドライバーやバイクのライダーらが一息つきに立ち寄っていた。

　札幌市の塗装業、水野勝美さん（46）・綾子さん（44）夫妻は、新ひだか町三石の道の駅や襟裳岬に立ち寄り広尾町を経て途中に立ち寄ったといい「襟裳岬は風がすごかったですがアザラシも見ることができてきれいでした。広尾町野塚の菊地ファームではソフトクリームが美味しかった。この後は浦河などで寄り道をしながら札幌へ帰ります。水は冷たかった」と連休を楽しんでいた。