春のワンデイハイク

散策を楽しむ参加者たち

　ＮＰＯ法人登別支援活動支援組織モモンガくらぶ（松原條一理事長）が主催する「春のワンデイハイク」が４月２８日、市内鉱山町のネイチャーセンターふぉれすと鉱山で開かれた。参加者は生き物や植物を観察しながら春山散策を満喫した。

　小中学生と保護者ら２４人が参加。一行は山道を歩きながら花の香りを嗅ぎ、樹上から響く鳥のさえずりを聞くなど、五感を通して春の鉱山を楽しんだ。水場でエゾサンショウウオの卵を見つけた子どもは、冷たい水に手を入れ「プヨプヨしてる」と声を上げた。

　センターに戻った後、ヨモギやハンゴンソウ、タンポポの天ぷら、フキの浅漬けやイラクサのごまあえなどの山菜料理で旬の味覚を味わった。

クリーンアップ作戦

リヤカーいっぱいに落ちている枝を拾い集める参加者

　登別市ネイチャーセンターふぉれすと鉱山主催の「足元からはじめる環境保全・クリーンアップ作戦～ゴミ拾いと落ち枝そうじ」が４月２９日、鉱山町の同センターとその周辺で行われた。青空の下、親子連れなど参加者３７人が清掃活動に汗を流した。

　同センターが取り組む環境保全活動の一環。自然と都市との中間に位置し、人間の働きかけにより形成された「里山」の美化を通し、楽しみながら環境保全に関わっていくことが狙い。

　午前１０時から２グループに分かれ作業開始。休憩を取りながら約３時間にわたって作戦を実施した。

　参加者はスタッフの説明に耳を傾け、自然に関する知識を深めながら、落ちているごみや枝を拾った。

　同センター担当者は「今日の活動が環境保全につながる一歩になる。継続し、１００年後も変わることなく美しい里山を目指したい」と話した。