北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

室蘭民報

消防団歴47年の松谷さん、経験生かし地域見守り 柏木町会、防犯防災に力注ぐ【室蘭】

消防団退団後も地域の防犯防災活動に取り組む松谷さん

 半世紀近く所属していた消防団を2年前に退任した室蘭市柏木町の松谷國雄さん(72)が、消防団の経験を生かして柏木町会(佐藤貢会長)の防犯防災活動に励んでいる。松谷さんは「このまちから火災や事故を起こさない」と力を込める。

 市消防団第6分団の分団長など47年間にわたり地域防災に携わり、2年前に退団。以前から務めていた町会の環境部長との兼務で防犯防災副部長も担当し、町内の防犯・防災活動に取り組んでいる。

 年2回の火災予防運動での防火パトロールをはじめ、避難訓練、小学校の登下校時の子どもの見守りや青色防犯パトロールなどに励む。

 春の火災予防運動期間中の23日、松谷さんは町内パトロールに参加した。「火の用心お願いします」と呼びかける仲間を後部座席に乗せ、住宅街を巡回した。「地域安全パトロール隊」の青いジャンパー姿で、時速約10キロで車をゆっくり走らせる。道行く人には気さくに手を上げ、頭を下げる。

 松前町出身の松谷さんは高校進学を機にむろらんに移り住んだ。2012年11月の大停電では、町会所有の自家用発電機を稼動させ、携帯電話の充電サービスに従事。他町会の人たちも利用し、喜ばれた。

 松谷さんは事あるごとに「タコ足配線やストーブ上に衣類を置かないで」などと呼びかける。「活動は苦にならない。体が動く限り続けたい」と意欲を見せる。佐藤会長は「面倒見が良く、頼りになる人」と話し、欠かせぬ存在として期待を寄せている。

関連記事

苫小牧民報

アイヌ民族登場する詩も 宮沢賢治 白老訪問から100年 修学旅行でコタン見..

「銀河鉄道の夜」などの童話で知られる作家で詩人の宮沢賢治(1896~1933年)が岩手県花巻農学校の教師として修学旅行を引率し、白老を訪れてから22日で100年を迎える。賢治は苫小牧から鉄道で白老...

苫小牧民報

「手打ちそば食堂」スタート 来月から 苫小牧 参加費の一部で被災地支援

苫小牧手打ちそば愛好会(有川美紀子会長)は6月12日、手打ちそばの魅力を広める「手打ちそば食堂」を豊川コミュニティセンターでスタートさせる。来年3月まで毎月第2水曜日に開催し、参加費の一部を能登半...

苫小牧民報

ArimoriCupマラソン大会 142人駆け抜ける むかわ

1992年バルセロナ五輪女子マラソンで銀メダル、96年アトランタ五輪でも銅メダルを獲得した有森裕子さん(57)が携わる「ArimoriCup(アリモリカップ)マラソン大会」が19日、むかわ町穂別で...

苫小牧民報

丸木舟を解説 美術博物館とアイヌ民族博物館 苫小牧

苫小牧市美術博物館と国立アイヌ民族博物館主催の共同シンポジウム「アイヌの舟と交易」が18日、苫小牧市民会館で開かれた。市民ら約85人が参加。両館や北海道埋蔵文化財センターの研究者らの話を通じ、アイ...

室蘭民報

5年ぶりにミニで復活、登別こいのぼりマラソン 川上公園、3キロコースに2..

 市民マラソンから子どものためのマラソンへと装いを新たにした「登別こいのぼりミニマラソン」(登別市子ども会育成連絡協議会主催)が19日、桜木町の川上公園運動広場で5年ぶりに行われた。約250人の...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス