幻想的な夜桜を見上げる町内から訪れた夫婦＝26日夜＝

　浦河町西舎のサクラ並木・優駿さくらロードで26日夜から、「サクラのトンネル」を彩る夜桜ライトアップが始まっている。幻想的な夜桜を一目見ようと町内外から多くの観桜客が訪れている。

　優駿さくらロードは、優駿の里公園入口からＪＲＡ日高育成牧場方面へ向かう約３㌔のサクラ並木。１千本のエゾヤマザクラが織りなすサクラのトンネルには、毎年多くの観桜客が訪れ、人気の観光スポットとなっている。

　浦河桜まつりの期間中、サクラの開花状況に合わせて、同ロード入口からうらかわ優駿ビレッジアエルまでの約８００㍍の区間でライトアップを行い、今年は昨年より１日遅い実施となった。

　26日夜の会場は比較的穏やかな天候となり、町内外から多くの来場があった。

　町内の会社員宮本教生さん（33）と妻の槙栄（こずえ）さん（同）は、間もなく生後６カ月を迎える男の子の葵生（あおい）ちゃんの初めての夜桜の花見に来場。「毎年来ていますがライトの使い方が上手でとてもきれいです」と並木沿いを家族で歩き楽しんでいた。また、町内の夫婦は「今日は夜でも寒さもなく最高です。知人にも宣伝します」と桜を見上げた。

　ライトアップは５月６日までの午後６時半～９時までを予定しているが、サクラの開花状況で期間を変更する可能性がある。