支笏湖畔の食堂ホーホー 移転し新店舗27日オープン
千歳市モラップの支笏湖畔に27日午前10時、人気食堂「カフェランチストア Hoo―Hoo!(ホーホー)」の新店舗がオープンする。環境省の再整備事業に伴い移転を求められ、昨年9月に一時閉店したが、クラウドファンディング(CF)の支援も受けて近接地で営業を再開する。オーナーシェフの池野尋隆さん(58)=苫小牧市=は「支笏湖の魅力を伝え、来てよかったと思ってもらえるよう頑張りたい」と意気込む。
新店舗は旧店舗から西に100メートルほど離れた林間の一角。約5年前まで「丸美食堂」として知られた旧店舗の面影を残し、木造2階建て(一部吹き抜け)、延べ床面積約140平方メートルを完成させた。
吹き抜けの飲食スペースには、旧店舗の木製のテーブルや椅子、メニュー表、インテリアを持ち込み、新しさと懐かしさが同居する空間を演出。新たに1階にミーティングルームを設けたほか、2階には遊具を置き、親子用の休憩スペースも造った。
14日に内覧した常連客の北川麻美さん(48)=札幌市=は「(旧店舗が)なくなって寂しかったが、新しい店舗にもホーホーの雰囲気があってうれしい」と喜んだ。
建設費用の見積もりは約1900万円だったが、建設、電気、水道業などで働く友人たちの協力を得て、自らも大工仕事に励んで費用を抑えた。それでも旧店舗の解体費用を加え約1500万円は必要で、昨年11~12月にCFにも挑戦した。
当初の目標金額200万円は2日間で達成し、最終的には国内外の324人から計447万円が集まった。池野さんは「ハワイから寄付してくれた人もいて、応援したいという皆さんのパワーに励まされた。ファンに支えてもらい、感謝でいっぱい」と笑顔を見せる。
母親の京子さん(86)=苫小牧市=も新店舗の厨房(ちゅうぼう)に立ち、名物のあげいも作りに精を出す。「お客さんにまた会えるのが楽しみ。たくさんの支援に感謝しながら、元気に続けたい」と張り切っている。
新店舗は通年で営業し、時間は午前10時から日没まで。
関連記事
5年ぶり白老牛肉まつり、前売り券販売開始 6月1、2日【白老】
会場変更、駅北観光ゾーンに 5年ぶりに復活する白老牛肉まつり(6月1、2日)の前売り券の販売が始まった。会場をこれまでの白老川河川敷からポロトミンタラ(白老駅北観光商業ゾーン)に変更。初めての...
新作は「富士」や「羊蹄」 ギャラリー森田オープン【室蘭】
室蘭市在住の画家、森田哲隆さん(74)の私設美術館「ギャラリー森田」が27日、今季オープンした。富士山や羊蹄山などの新作を含む森田さんの洋画がずらりと並び、来館者の目を楽しませている。 森...
5月11日に壮瞥高朝市 野菜・花苗販売【壮瞥】
壮瞥高校(峯田雅大校長、42人)の朝市が5月11日午前10時から同校第一農場で開かれる。生徒たちが丹精して育てた野菜と草花の苗を販売する。鉢の管理など当日に向けて準備を進めている。 販売す...
レモネード販売で小児がん支援 遺愛高生ら協力呼びかけ【函館】
小児がんの子どもや家族を支援する「レモネードスタンド」が28日、無印良品シエスタハコダテで開かれた。「北海道レモネードの会」(臼井梨紗代表)のメンバーや遺愛女子高校の生徒らがレモネードを販売し...
350年の伝統、舞の華咲く 松前城下で松前神楽公開公演【松前】
【松前】国の重要無形民俗文化財「松前神楽」や松前城下に古くから伝わる郷土芸能の公開公演が4月29日、松前城本丸広場で開かれた。松前藩の歴史に残る松前神楽は最も古い記録が1674(延宝4)年に披...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
室蘭、登別で出店盛ん スーパーや飲食、衣料品店続々【室蘭、登別】
2ライトアップ初日を楽しむ 函館公園と五稜郭公園で花見電飾【函館】
3イトーヨーカドー、最後のGW 家族向けイベント盛りだくさん【帯広】
4函館が舞台「名探偵コナン100万ドルの五稜星」公開始まる 関連イベントも盛り上がる【函館】
5うらかわオバケ桜が満開に 26日は公開から1時間で150人来場【浦河】
-
1
米粉100%使用シフォンケーキ開発 函館のカフェ【函館】
2函館が舞台「名探偵コナン100万ドルの五稜星」公開始まる 関連イベントも盛り上がる【函館】
3室蘭、登別で出店盛ん スーパーや飲食、衣料品店続々【室蘭、登別】
4丹頂市場 来月6日新装開店 カフェや炉端楽しんで【釧路市】
5森町地域おこし協力隊に元プロ野球選手の吉田さん着任【森】