ギャラリーの今季営業が始まり、多くの来場を楽しみにする森田さん夫妻

　室蘭市在住の画家、森田哲隆さん（７４）の私設美術館「ギャラリー森田」が２７日、今季オープンした。富士山や羊蹄山などの新作を含む森田さんの洋画がずらりと並び、来館者の目を楽しませている。

　森田さん夫妻は昨年４月に富士山まで取材に行き、８合目まで登山したという。富士山の山頂が雲から顔を出している様子を描いた「輝伸富士」は、日差しが差し込む暖かい様子をシェルピンクで表現。「今までになかったようないい色ができた」と語る。

　「優雅でバランスの取れた日本を代表する山に感動した」と森田さん。河口湖や山中湖など富士五湖も回り「今後は別アングルから見た富士山を描く」と決意を述べた。

　「蝦夷（えぞ）富士」と呼ばれる羊蹄山の山頂を描いた「天にそびえる」、根室市にある納沙布岬を歯舞諸島側から描いた「最東の岬」も新作で、そのほか、森田さんの代表作も展示されている。

　入場無料。開館は毎週土、日曜日。時間は午前１１時～午後４時。クローズは１０月２７日を予定している。問い合わせは森田さんの妻・啓子さん、携帯電話０９０・７６５３・３８５１へ。