多くの観光客でにぎわう「うらかわオバケ桜」

　浦河町西舎のＪＲＡ日高育成牧場敷地内にある「うらかわオバケ桜」の公開が25日から始まり、道内外から多くの観桜客でにぎわっている。

　サクラは公開初日の25日に満開を迎えたが、当日はあいにくの雨模様。それでも「オバケ桜」を一目見ようと１００人を超える観桜客が訪れた。２日目の26日は天候に恵まれ気温も上昇。公開開始から午後２時までの1時間でおよそ１５０人が訪れ、桜のスケールに圧倒されながら思い思いにその姿をカメラに収めていた。

　「オバケ桜」は樹齢80年以上（推定）のエゾヤマザクラで樹高16㍍、幹周４・８㍍、枝張りは四方に約10㍍でその大きさは道内最大級を誇る。ＪＲＡ日高育成牧場の敷地内にあり通常立ち入ることができないことから、知る人ぞ知る名木となっていたが、２０２１年から期間・時間を限定して公開。名前は近くを流れる「オバケ川」から由来している。

　町内から初めて訪れた母娘は「大きくて本当にオバケのよう。きれいとしか言い表す言葉が見つからない」と感激していた。ＳＮＳを見てオートバイで駆け付けた旭川市の蛯名啓一さん（47）は「圧倒的な迫力。これまで見た桜の中でも群を抜いている」と話した。

　オバケ桜の公開は28日まで。公開時間は午後１時から６時。

　問い合わせは浦河観光協会（☎０１４６・２２・３２００）へ。