米粉100%使用シフォンケーキ開発 函館のカフェ【函館】
函館市末広町の「NK2FARMショップ&カフェ」は、道南ブランド米「ふっくりんこ」の米粉100%を使ったシフォンケーキを開発した。焼き上がりがしっとり、ふわふわしているのが特徴で、観光シーズンに西部地区を訪れる観光客や外国人に売り込む考え。ふっくりんこの米粉100%のシフォンケーキの販売は珍しい。
同店は、農業に取り組む「エヌケーツーファーム」(函館市松川町、石川千賀子代表)が経営。ふっくりんこは七飯町の自社農園で育て収穫。栽培中農薬不使用で、牛ふんや魚かすなど有機質肥料を使い、安全で安心できるコメ作りを実践。自社製粉した米粉を単体で販売していたが「何か商品にアレンジできないか」と考え、2カ月の試作期間を経て完成した。
商品はイチゴとホイップクリームが載ったもの(540円)、イチゴなしのプレーン(324円)、ホール(648円)があり、全て手作り。イートインの米粉シフォンセットはドリンク付きで770円。石川さん(52)独自のレシピで、米粉は小麦粉と違って膨らまないため、卵のメレンゲでカバーするなど工夫を凝らした。石川さんは「甘さ控え目でおいしい。クリームがたっぷりで喜ばれている。グルテンフリーなので、小麦アレルギーの人でも安心して食べられる」と自信を見せる。
3月から試験販売し、今月から本格販売。同店はソフトクリームも販売しており、スーツメニューを充実させ、観光客にアピールする。午前8時~午後8時。月曜定休。問い合わせは同店(0138・83・1233)へ。
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