みやびな音を奏でた山瀬住職（左）と大井さん

　成田山瀧泉寺（登別市中登別町）の山瀬珠香住職と室蘭市の大井まりあさんによる異色の音楽ユニット「縁」のチャリティーコンサートが１３日、登別中央ショッピングセンターアーニスで開かれた。箏（そう）とフルートによる雅な音色で買い物客の心を癒した。

　子どもの健全な発達と性的マイノリティー（ＬＧＢＴ）への理解を深めてもらおうと、山瀬住職が箏、大井さんがフルートと歌を担当し、今年から活動を開始。３月には室蘭市のモルエ中島店でも同様のコンサートを開いている。

　今回は社会的擁護が必要な子どもたちの自立支援活動費を集めるために開催。「さくら」「こいのぼり」「ふるさと」などの童謡のほか、「見上げてごらん夜の星を」「さんぽ」など多彩な楽曲を演奏した。

　瀧泉寺を里子らが社会とつながり、孤立を防ぐための場所にしたいと考えている山瀬住職は「ご縁がつながる、みんなの居場所にしたい」と話し、協力を呼びかけていた。