交通事故死ゼロ目指す 新ひだか 春の交通安全町民のつどい【新ひだか】
【新ひだか】町と町交通安全推進協議会主催の「『交通事故死ゼロを目指す日』春の交通安全町民のつどい」が10日、町総合町民センターはまなすで開かれ、交通安全団体関係者や地域住民、老人クラブ会員など約70人が参加して交通事故撲滅を誓った。
春の全国交通安全運動(6~15日)の「交通事故死ゼロを目指す日」(10日)にちなんだ行事で、静内警察署と三石地区交通安全協会が協賛した。
昨年の全道の交通事故死者数は131人で、今年は既に14人が悲惨な交通事故の犠牲となっている。静内署管内の人身事故は現在5件発生している。
開会で町交通安全推進協議会長の大野克之町長は「皆さんの日頃の交通安全活動に感謝。交通事故は被害者も加害者もどちらも不幸なこととなります。引き続き皆さんの協力をお願いしたい」とあいさつ。
野村憲成静内警察署長は「新学期が始まる4月は児童の交通事故が増加する傾向にあり、また本格的な行楽シーズンを迎え交通事故の増加が懸念される。交通事故に直結するような悪質な交通違反について交通指導、取り締まりを強化するなど署員一丸となり交通事故抑止活動を展開していく。今後も各種交通安全活動に皆さんの協力をお願いしたい」と話した。
この後、町老人クラブ連合会三石支部の酒井愛子さん(91)は「歩行者は、横断歩道の利用に努め、左右の安全を確認して渡る。また、夜間外出の時は夜光反射材を着用する。運転者は、全ての同乗者のシートペルト着用を徹底し、夜間はライトを遠目にして歩行者の早期発見に努める」と決意宣言した。
会場ロビーには、町内保育所の年長園児が交通安全の思いを込め作成した「交通安全ぬりえ」12点が15日まで展示されている。
大会終了後、国道沿いで人の波運動を実施し、「スピード落とせ!」「後部座席もシートベルト」などと書かれた小旗を振ってドライバーに交通事故を防止を呼び掛けた。
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