名前を呼ばれて立ち上がり、入学が許可された新入生たち

　【中標津】岩谷学園ひがし北海道日本語学校（町西竹１２８５、折笠初雄校長）で１０日、入学式が行われ、ミャンマー、モンゴル、タイ、ロシア、キルギスからの３期生３５人が入学を許可された。西村穣町長ら来賓が見守る中、同日までに入国できた入学生３３人が出席し、一人ずつ職員から名前を呼ばれると、起立して新天地での勉学に思いも新たにしていた。

　学校法人岩谷学園（神奈川県横浜市、岩谷大介理事長）が運営する同日本語学校は、２０２１年に開校した。

　式で折笠校長は同学園で大切にしている①努力する心②誠実である心③独立する心│を式辞の中で紹介し、語学と共に日本の文化や習慣を学ぶ必要性を強調しながら「自分の夢に向かってこの地で頑張り、２年後に卒業を迎え、羽ばたいていくことを願っている」とエールを送った。岩谷理事長は「皆さんの心の中に夢や目標があるはず。それを忘れず、しっかりと勉強に励んでほしい」と述べた。

　入学生を代表して誓いの言葉を述べたキルギス出身のコチコナリエフ・アルゲン・バクボロトビィチュさん（１８）は、教員や来賓らに今後のサポートを求め、新入生に「これから自分自身の夢の実現を目指して、日本語を上達させよう」と呼び掛けた。