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函館新聞

函館市西部地区の課題解決、若者からアイデア募集【函館】

企画募集を呼び掛ける市職員

 函館市は、7月13日に市地域交流まちづくりセンターで開く「函館西部まちぐらし共創サロン」に向けて、地域課題の解決につながる企画を初めて募集している。高校生など若い世代から、西部地区が抱える人口減や少子高齢化、空き家増加の課題解決につながる企画とアイデアを募っている。5月13日まで。

 共創サロンは西部地区再整備事業の一環で、市とはこだて西部まちづくRe―Design(北山拓社長)が共催。昨年7月に函館西高生が地域活性化案を発表した機会を拡大して企画し、市内の高校・高等教育機関の学生または市内在住の29歳以下の人を対象に、自由で新しい発想を求める。

 募集内容は「持続可能な西部地区のまちぐらし」をテーマに①課題解決につながる企画(アイデア)②応募者自らが実現する意思がある③応募者自らが発案した企画④公序良俗に反する企画ではないこと―の4点で、5件程度を募集する。グループでの応募も可能で、必要書類を添え申し込む。

 具体例は、昨年に西高生が発表した案で「地元高校生がつくる修学旅行生向け観光マップ」「放課後の居場所づくり~地域経済活性化×学力向上~」「救急車のフローチャートをつくろう」など。学生目線の新鮮な着眼と柔軟な思考で意見を出し合っており、市のホームページから確認できる。

 採用の場合は、イベント当日に参加することが条件。企画を基にプレゼンテーションを行い、参加者同士がグループワーク形式で、実現に向けた方法を話し合う。

 市まちづくり景観課は「自ら地域のため取り組みたいこと、考えていることを学校以外で発表できる貴重な場。次の世代を担う若者の考えを幅広く募集したい」としている。問い合わせは同課(0138・21・3357)へ。

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