不登校児童・生徒に「居場所」提供 ゆめみ~る、8日から【登別】
生活パターン改善支援
登別市幌別町のNPO法人・ゆめみ~る(對馬敬子理事長)はきょう8日から、さまざまな理由から学校に戻れない不登校児童・生徒を対象とした居場所事業「ひまわりのおうち」を同所で開始する。同法人の木内卓理事は「本人自ら歩みを進められるようなサポートを目指す」と語る。
同法人は2023年に社会福祉法人中央共同募金会の助成事業「居場所を失った人への緊急活動応援助成」の採択を得て不登校児童・生徒の支援事業を実施。22年には不登校児童向けのプログラミング教室なども行った。
不登校児童・生徒の多くが昼夜逆転などの生活パターンの乱れを抱えている場合が多く、解消が大きな問題になっている。朝食後の時間帯に送迎を行い、ゆめみ~るで過ごす。同法人の地域食堂で昼食を取った後自宅に送迎。子どもの孤立化を防ぎ、生活パターン改善を行う目的だ。
支援員の波方朋子さんが中心となって子どもたちを支援。実施日は毎週火、水、木の3日間。昼食を含む午前10時~午後0時半までを実施時間とし、登別市内と室蘭東部で無料送迎を行う。場合によっては待ち合わせ場所を決めての送迎も可能だ。
活動内容はプログラミング教室やカードゲームなどのグループ遊び、ハイキングや雪遊びなどの季節行事を行う予定だ。
木内理事は「自宅にこもるのではなく、外に出て昼夜逆転の生活パターンを改善してほしい」と訴えた。波方さんは「悪態をついたり、反抗しても構わない。それも子どもたちの本心が聞けているということ。家庭や学校とも異なる居場所にできたら」と語った。
利用申し込みはQRコードの専用サイトから。
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