伊藤投手が活躍するたびに盛り上がったパブリックビューイングの会場（２９日午後７時ごろ）

　【鹿部】プロ野球パ・リーグ北海道日本ハムファイターズの伊藤大海投手（２６）の出身地、鹿部町で２９日、千葉ロッテマリーンズとの開幕戦のパブリックビューイング（ＰＶ）が開かれた。会場となった中央公民館には、日ハムのユニフォームを身に付けた町民約８０人が集まり、開幕投手を飾った伊藤選手にスクリーン越しに大声援を送った。

　鹿部後援会（山上裕之会長）が主催。伊藤投手が登板すると、観客は「伊藤投手頑張れ」と大きな声で応援し、アウトを一つ奪うたびに、会場にはひと際大きな声援や拍手が上がった。

かつて伊藤投手も所属した野球少年団の鹿部クラップーズで、投手を務める吉川銀士君（１１）は「伊藤投手は憧れの存在。自分も伊藤投手のように将来プロ野球選手として活躍したい」と話した。

　会場には、町民が伊藤投手への応援メッセージボードを掲示したほか、試合開始前には地元のチアダンスサークル「Ａｎｇｅ」が「きつねダンス」を披露し、会場を盛り上げた。