最新技術で災害に強く 工学院生、登別のまちづくり検討【登別】
減災ドローンや仮想空間を活用
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災害に強いまちづくりについてプレゼンする学生
北海道大学公共政策大学院による「防災・減災・レジリエンス ウインタースクール」が、登別市札内町の日本工学院北海道専門学校で行われた。情報処理科・ITスペシャリスト科の学生が、まち(登別市)に災害が発生した場合の防災から減災、復旧・復興のプロセスについて考えた。
18日から3日間にわたって同科の9人が参加し、3チームに分かれて実施。講師は北海道大学公共政策大学院の加藤知愛学術研究員。初日に災害に強いまちをつくるための考え方、2日目に3チームのテーマに沿ったワークショップが行われた。
最終3日目にまとめのプレゼンテーションが行われ、各チームが「減災ドローンを使った防災」「ポータルサイトを活用した防災」「仮想空間を使用」をテーマに発表した。
うち「減災ドローンを使用した防災」は、ドローンとまちの地形、非難経路などを盛り込んだポータルサイトを使って、逃げ遅れた人たちの誘導や物資不足の場所に届ける方法を説明した。
また、AIによる自動飛行や経路判断の難易度の高さ、座標のずれなどの課題を挙げた。
情報処理科1年小林奏太さん(23)は「授業を通して深く考え、自分たちのアイデアで災害に強いまちづくりを提示できるのは、とても勉強になる」と話した。
2023年度、同校、登別市、北海道大学公共政策大学院防災政策プロジェクト拠点防災研究ユニットが登別防災ラボ開催や市の防災システム構築の取り組みを行っており、今回もその一環で行われた。
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