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十勝毎日新聞

拓殖バスの観光農園6日オープン シイタケ収穫や拓鉄展示【新得】

 北海道拓殖バス(音更町、中木基博社長)の観光農園「拓鉄キノコタン」(新得町拓鉄)が4月6日にオープンする。同社初の異業種参入で、原木シイタケの収穫体験や、拓殖鉄道(1968年廃線)と拓殖バスの資料展示を楽しめる。

「収穫体験を通して、地域や路線バスの魅力を発信したい」と話す中木社長

 農園を造成した新得営業所は、同社前身の「北海道拓殖鉄道」の南新得駅や車庫の跡地。遊休地となっていた約3万平方メートルを活用し、展示・物販施設とキノコ栽培用のハウス2棟を整備した。原木は十勝の山林から伐採したミズナラを使用。今シーズンは、2022年から栽培を始めた約2000本(長さ90センチ)で収穫を行う。

 収穫体験(100グラム324円、土日曜・祝日のみ)ができる他、乾燥シイタケ(25グラム540円)を販売する。また、かつての路線図や運賃表、機材などの展示と、実際に鉄道で使用されていた「硬券」と呼ばれる切符やバス停を示す丸い看板、降車ボタンを販売し、鉄道・バスファンの取り込みも図る。

 観光農園への参入は、路線バスの沿線に移動の目的地をつくることで、バス利用者の減少を防ぎ、減便などに歯止めをかけたい狙いがある。また、高齢バス運転手の新たな雇用の場を確保したい意図もあり、実際に70代の元運転手が農園で勤務する。

 28日には関係者向け内覧会を開いた。中木社長は「観光拠点をつくることで、地域や路線バスの魅力を発信していく。路線バス利用者のためにも、利用者の減少に手をこまねくのではなく、人流を生む工夫を重ねていきたい」と話した。

 4月6、7の両日は計5本の臨時無料シャトルバスをJR新得駅から運行する。セレモニーに会わせた便は午前9時半発。また、路線バスの最寄りのバス停は「新得営業所」となる。

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