アイデア甲子園も昨年に続き

昨年に続き室蘭でロボットアイデア甲子園北海道大会が開かれる

　産業用ロボットの普及を目指す日本ロボットシステムインテグレータ（ＳＩｅｒ）協会（東京都）は９月、地域や企業間交流を図るイベント「ＳＩｅｒ’ｓ　Ｄａｙ　ｉｎ北海道」を室蘭で初開催する。ロボットアイデア甲子園北海道大会も昨年に続き室蘭での開催が決定。交流や次世代育成を通して、産業用ロボットの普及拡大を推進する。

　「ＳＩｅｒ’ｓ　Ｄａｙ」は、産業用ロボットの導入を考えている中小企業とＳＩｅｒ会員らの交流を深める目的で開いている。全国１０地域ごとに行われており、道内では昨年、釧路市で開催された。講演や会員紹介、国の補助制度を紹介するなど、ロボット導入機運を高めてきた。

　今年は室蘭で９月１３日の開催が決まった。会場はＦＫホールディングスきらん（中島町）。昨年と同様、特別講演やＳＩｅｒ協会の活動、会員企業の紹介などが行われる予定。

　産業用ロボット活用法のアイデアを競う、ロボットアイデア甲子園北海道大会ｉｎ室蘭（同協会主催）は昨年に続いて行われる。ＳＩｅｒ会員企業である太平電気（室蘭市御前水町、松見哲也代表取締役社長）が運営するタイデンロボットセンター（築地町）でセミナー見学会が行われる。昨年は１日間だったが、今年は７月２０、２７の２日間の設定。学校行事や部活動に配慮して、見学会に出席できる機会を増やした。発表会は８月３１日にわにホール市民会館（輪西町）で行われる。

　松見社長は「『ＳＩｅｒ’ｓ　Ｄａｙ』は長く札幌で行われてきたが、昨年から地方でも開催されることになった。ＳＩｅｒ会員が活躍しており、地元の中小企業とのつながりを広げたい」としている。