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函館新聞

酷暑乗り越え、自信の味 純米吟醸「ましろ」20日発売【知内】

完成した「ましろ」をPRする帰山代表(左から2人目)と伊藤社長(中央)ら

 【知内】知内町の帰山農園(帰山和敏代表)で栽培した特別栽培米「ゆきさやか」で仕込んだ日本酒「ましろ」の純米吟醸酒の新酒発表会が12日、酒ブティック越前屋(函館市万代町16)で行われた。20日から道南と青森の4店とインターネットで販売が開始される。

 「ましろ」はファンの間で「幻の酒」と呼ばれ、予約が殺到する日本酒。2019年に販売を開始し、今年で6年目を迎える。食用米として高い評価を得ている「ゆきさやか」を100%使い、出羽鶴酒造(秋田県大仙市)が特殊な道具で米をすりつぶす作業と、温度管理で発酵させて丁寧に酒を仕上げる伝統的な秋田生酛(きもと)仕込みで醸造。今年は約5800本の販売を予定している。

 帰山代表は「経験したことのない猛暑で農作物が大打撃を受けたが質のいい米を丁寧に選別し、酒蔵と話し合いを重ね良い酒ができた」と胸を張った。

 出羽鶴酒造の伊藤洋平社長は「今までにない環境で育った米だったので慎重に酵母の働きをコントロールし酒を絞るタイミングを計った」としたうえで「昨年の香り華やかで甘みを含んだましろに比べ、凝縮された酸味のある果物の香りで、白ブドウやライチのような味わいがある。昨年との違いを楽しんでほしい」と仕上がりに自信をのぞかせた。

 昨年10月に加熱処理を施し低温熟成させた「火入」、12月に純米大吟醸を発売。今年6月にはスパークリングタイプの純米吟醸を予定している。越前屋の吉田央店主は「季節ごとにましろをつくるというプロジェクトの目標が実現する。バリエーションが増え、客のニーズにさらに応えられるようになる」と喜んだ。

 720ミリリットル、税込1925円。酒ブティック越前屋のほか、酒舗稲村屋(北斗市市渡1)、田中商店(知内町涌元2)、つじむら酒店(青森市青柳1)で販売。ネット通販サイト「地元市場」でも取り扱う。

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