白い壁から浮き出る迫力満点の彫刻「℃」

　室蘭市宮の森町の彫刻家、坂本正太郎さん（４３）の作品「℃」が、室蘭市知利別町の製鉄記念室蘭病院内の展示スペース「せいてつギャラリー」で公開されている。「土」をテーマに、鉄のパーツ１２個を組み合わせた逆Ｓ字状の大作。来院者の目を引いている。４月１２日まで。

　坂本さんは同ギャラリーで、曜日にちなんだ作品を２０１７年から毎年展示している。「土曜日」となった今年の作品は、幅約６メートル、高さ２メートル。白い壁から浮き出ているようで、迫力満点だ。

　「来院者に作品をこう見てほしいという思いはない。興味を持ってもらえればそれでいい」と話す坂本さん。期間中に作品の形を変えるという。