リズムに合わせて「ボクササイズ」を楽しむ参加者たち

【日高】町老人クラブ連合会女性部会主催の研修会が４日、54人が参加して門別総合町民センターで行われた。

　研修会は、高齢化社会を迎え老人クラブが地域で担う役割が期待される中、健康で魅力ある女性部を実現する目的で開催。

　この日は、ＴａｋａｒａＤｅｐｏｒｔｅの高羅正成代表取締役が「日高いきいき教室」として講演した。高羅さんは管内唯一の機能訓練施設リハビリ特化型デイサービス・短時間型デイを運営し、町介護予防事業「富川いきいき学校」を受託するワイズパーク富川の代表。

　この日は女性に多い「尿漏れ」について、尿漏れの悩みや今後のために正しい知識を学んだ。

　尿失禁は自分の意志と関係なく尿が漏れてしまうことで種類もさまざまで症状や原因によって大別される。このうち「切迫性尿失禁」は急に尿意を覚え、トイレに行こうとしても我慢ができずに途中で漏らしてしまう状態。改善方法は「排尿したい」という強い尿意を我慢する。「尿意を感じてから、５分…10分…と我慢時間を延長する。注意を他へそらし、気を紛らわす」など。

　「腹圧性尿失禁」は日常生活の中で運動や咳などの動作で漏らす。加齢や出産などによる骨盤底筋や尿道筋の弱化が要因とされ、改善方法は骨盤底筋体操・尿道、肛門、膣に力をこめる（座位、立位、四つ這い、寝た状態で膝を立てる）１～２秒間力を入れる。６～８秒間力をいれる（８回３セット）など。

　参加者は「とてもためになった」「皆と同じ悩みを抱えていることがわかった」「今回教えていただいた運動を続けたい」などとそれぞれ話した。

　また、休憩を入れて脳トレを取り入れた運動を行い、脳は難しいことをすることで活性化。笑いを交えながら楽しく取り組み、最後は音楽に合わせて「ボクササイズ」で汗を流した。