東静内によるレクダンス「博多アラモード」

【新ひだか】「新ひだか町高齢者教室ことぶき大学」の合同閉講式が９日、町公民館で開かれ、地区ごとのクラブ活動発表会や作品展示などで年間の活動成果を披露した。

　町教委が主催する生涯学習の場として60歳以上の町民が参加する同大学は、静内市街地の中央、豊畑、東静内、川合・西川、東別・春立、三石の町内６地区にあり、令和５年度は計２８４人が在籍。年間10回程度の活動で、健康・交通安全教室、スポーツレク、見学会、各ことぶき大学のサークル活動などで交流を深めた。

　約１３０人が出席した合同閉講式で学長の久保田達也教育長は「共に学ぶことは自らの視野を広げ、生きる喜びともなり、人と人とのつながりの中で生活を楽しく豊かにし、人生に潤いを与えてくれるもの」と話し、「新年度も、ことぶき大学に集い、生きがいと学びへの好奇心を持って学習されることを期待する」とエールを送った。この後、各地区の活動をスライドショーで振り返った。

　クラブ活動発表会は９つのプログラム。ハーモニカ演奏やカラオケ合唱、レクダンスなど活動成果をステージで熱演。会場には、三石の手芸、豊畑の手芸・工芸・馬の水彩画など、各サークル活動の成果作品を展示した。

　また、この日の全体学習会では、日高振興局の広部光彦地域振興係長とジェイアールバス営業部の担当者を講師に路線バスの利用方法について学習。乗車体験・ＩＣカードの使用体験、北海道高齢者運転免許自主返納サポート制度及びＩＣカードの購入方法―などについて学んだ。講師は路線バスを守るためには、「バスに乗ることです」と呼び掛けた。