４５周年公演で披露された「眠れる森の美女」の一幕

　室蘭などに教室を構える伊藤まゆみバレエ研究所（室蘭市中島町）の４５周年記念特別公演「眠れる森の美女」が２５日、市内幸町の室ガス文化センターであった。研究生やゲストダンサー約５０人が華麗な舞を披露し、会場の７００人以上の観客を魅了した。

　演目・眠れる森の美女は、悪の妖精に呪いをかけられ、森の奥で１００年眠り続けたオーロラ姫を王子が救う、ディズニー映画でなじみの物語。

　ステージでは照明や音響、背景や小道具などで物語の世界観を表現。出演者たちは美しい衣装に身を包み、ソロや複数人で華やかに演じていた。場面が切り替わる度に会場からは拍手が送られた。

　登別市若草町から訪れた朽木啓祐さん（６０）は「難しい曲調ですが、素晴らしい踊りや表現力。生徒の方々の日頃の努力が伝わってくる」と話した。「この地域に全幕を上演できる教室があることがすごい」と話す室蘭市中央町の５０代女性。「回転や手の細かいところまでこだわった踊りで、とても見応えがありました」と笑顔を見せた。