３連休の中日、だんパラスキー場で行われた「むろらん冬まつり」。多くの来場者が詰め掛け、盛り上がった開運餅まき

　第４３回むろらん冬まつり（同実行委主催、室蘭民報社後援）が１１日、室蘭市香川町のだんパラスキー場であった。冬の祭典は、３連休の中日とあって多くの市民らでにぎわいを見せた。開運餅まきや雪原の宝探し、スノーモービル乗車体験など多彩な催しに歓声が上がっていた。

　開会式では、鈴木功一実行委員長が「たくさんの催しを企画している。きょう一日、思う存分楽しんでほしい」と呼びかけた。冬まつりは開運餅まきで幕開け。紅白餅やお菓子約千個がまかれ、来場者が「こっちに投げて」などと袋や手を広げて餅を集めた。

　スノーモービル乗車体験は青空が広がる中、約１キロのコースで実施。参加者たちは市内愛好家の運転するスノーモービルに同乗し、雪原を疾走した。普段は味わえない雪上のスピード感に子どもたちは笑顔を見せた。

　そのほか、会場にはサッカーゴールやボールを投げて的を射抜くストラックアウトなどもあり、親子連れらの列ができていた。屋内休憩室には室蘭やきとりなど各種グルメが並んだ。手がかじかむ寒さの中、ホットドリンクやおでんを買い求める人の姿が目立った。

　室蘭市天神小３年の植田朝陽君（９）はスノーモービル乗車を体験した。「ちょっと怖かったけど、楽しかった。また、乗ってみたい」と話し、「午後からの宝探しも楽しみたい」と声を弾ませた。

子どもを乗せて雪原を疾走するスノーモービル