園児の食育に道優良表彰 飼育動物のふん生かし畑 北明やまざと【芽室】
第10回北海道食育推進優良活動表彰の表彰式が24日、十勝総合振興局応接室で開かれ、学校法人帯広みどり学園北明やまざと幼稚園(芽室町、村椿武彦園長、園児127人)が受賞した。
道内の食育活動の推進を目指し、道は2014年度に同表彰事業を創設した。 自然に囲まれた同園ではポニーやヤギ、ヒツジ、ニワトリ、ウサギなどを飼育。敷地内で畑を開墾し、食農教育「やまざと食農プロジェクト」は19年から実施している。
飼育する動物のふんを堆肥として畑にまくなど、子どもたちが畑作業を体験。今年はジャガイモや落花生、大豆、トマト、ピーマンなどを収穫し、ピザやみそ造りにも取り組んでいる。
この日は村椿園長(48)が十勝総合振興局の芳賀是則局長から賞状、副賞を受け取った。芳賀局長は「小さなときから食の大切さや農業について学ぶことは非常に素晴らしい。今後も期待しています」と述べ、村椿園長は「3歳児から土起こしや草取りなどをしている。地元を好きになり、将来的に子どもたちが十勝で活躍してくれれば」と話していた。
今回は同園のほか、カドウフーズ(函館市)、高橋未佳さん(釧路市)、上川管内当麻町が受賞した。
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