悲惨な交通事故の撲滅誓う 様似町 160人が参加し交通安全住民大会【様似】
【様似】「交通安全は家庭から」などをスローガンに町交通安全住民大会が28日、4年ぶりに町中央公民館で開かれ、園児から高齢者まで約160人が参加し、悲惨な交通事故の撲滅を誓った。大会は町と町交通安全運動推進協議会(鵜木健会長)、町交通安全協会(石井栄司会長)が主催し、各自治会や老人クラブ連合会、主要団体、幼稚園児や小中高校生らが参加した。
昨年の町内の交通事故発生は4件、死者1人、傷者7人で、前年度の発生ゼロから増加した。また10月の交通事故で死者が出たことから目前に迫っていた死亡事故ゼロ1500日が途絶えている。
大会長の荒木輝明町長は「交通死亡事故ゼロが途絶えたが、また改めてのスタートとなる。一日一日の交通安全運動を積み重ね、まずは500日を目標に安全安心な交通社会の実現に関係機関の協力を得ながら運動を推進していきたい」と協力を呼び掛け、浦河署の星川茂生署長も「これまで推進してきた交通事故抑止の姿勢を崩さず、さらなる躍進の上、交通死亡事故ゼロ日数の継続に向け、まい進してほしい」と述べた。
昨年1年間のブロック別交通安全無事故住民運動表彰では、金賞の栄町に町長表彰、銀賞の西様似・西町に交通安全協会長表彰、銅賞の大通1丁目に交通安全運動推進協議会長表彰、努力賞の平宇・東平宇・冬島に浦河地区交通安全協会連合会長表彰が贈られた。
交通安全宣言では、町幼児センター年長組の園児、伊藤綾人ちゃん、江上咲羽ちゃん、小田惟翔ちゃん、河瀨蒼ちゃん、小西悠正ちゃん、坂本伊織ちゃん、佐藤愛来ちゃん、砂子田渚仁ちゃん、住岡結菜ちゃん、真壁枇永乃ちゃん、様似小児童会長の遠藤翔真君(6年)、様似中生徒会長の山田隼人君(2年)、町女性団体連絡協議会の岡部美香会長、町老人クラブ連合会の郷司公雄会長が、各自の交通安全の取り組みを紹介しながら事故撲滅を誓い、町交通安全協会青年部の港菜々美部長が「交通事故のない明るく住みよい様似町の実現を目指す」と大会宣言した。
大会後は浦河署の伊藤健太郎雄地域・交通課長が「浦河署管内の交通概況」と題して講演し、浦河高吹奏楽局の演奏会も開かれた。
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