白糠町が楽天ふるさと納税大賞 道内初の快挙【白糠】
【白糠】大手通販サイト「楽天市場」に出店する5万6000店以上の中から、2023年のベストショップを決める「ショップ・オブ・ザ・イヤー(SOY)2023」の授賞式が24日、グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)で行われ、白糠町が全国1647自治体の中でトップとなる「ふるさと納税大賞」を受賞した。道内自治体として初めての快挙。
同大賞は、同市場の「楽天ふるさと納税」に出店している全国自治体の中から、1自治体のみに贈られる最高位の栄誉。選考基準は売り上げや成長率、注文件数、客対応などとされており、町はSOY2019から全国3自治体に贈られる「ふるさと納税賞」を4年連続で受賞しており、大賞受賞は悲願だった。
今回は、白糠のほか大阪府泉佐野市、福井県敦賀市の3自治体が授賞式に招集され、その中から会場で大賞が発表された。授賞式には棚野孝夫町長と企画財政課の柴田智広参事が出席し、町役場では職員ら約30人がユーチューブによる生配信で式の行方を見守った。
大賞が発表されると、職員らがクラッカーを鳴らして受賞を祝った。棚野町長は「生産者、寄付者、役場が一丸となって取り組んできた成果で大変うれしい。来年以降も受賞できるように頑張っていきたい」と喜びを語り、ウェブ会議システムで町職員とオンラインでつないで受賞を報告。喜びを分かち合った。
白糠町のふるさと納税は、15年に返礼品の取り扱いを開始。調味したサーモンの切り身やイクラといった地元企業の水産加工品、特産の海の幸、大手企業とのコラボ品、都内レストランで地場産品を使ったコース料理が楽しめる「飲食体験型返礼品」などが好評。寄付額、寄付件数ともに上昇を続け、22年度は件数が92万6000件、額は148億8300万で全国4位、町村別としては全国1位を記録。今年度も12月末現在の速報値で99万9000件、157億2800万円と順調に推移しており、すでに過去最高を更新している。
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