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日高報知新聞

石川県へ医師ら7人派遣 浦河赤十字病院救護班 能登半島地震の被災地支援【浦河】

大柏院長(右)から激励を受ける救護班(左)

 日本赤十字社北海道支部から要請を受け浦河赤十字病院は19日、元日に発生した能登半島地震の被災地を支援するため、内科医の坂井智子医師ら7人を救護班として石川県に派遣し、20日から22日まで石川県七尾市で救護活動を行う。坂井医師は「被災された人たちに寄り添いながら診療にあたっていきたい」と意欲を見せた。

 日本赤十字社では、18日現在で救護班(D―MATを含む)延べ113班、日赤災害医療コーディネートチーム延べ35班、支部支援要員27人、赤十字ボランティア延べ282人を派遣しているほか、毛布1万6005枚、安眠セット5200セット、緊急セット2224セット、その他携帯型簡易トイレ3400個など救援物資を配布。このうち全国各支部から派遣された救護班は延べ27班が現在も活動中で、延べ86班が活動を終えている。主な活動状況は、石川県輪島市では避難所のアセスメント、感染対策をしながら避難所で巡回診療、同珠洲市では救護所で被災者の手当や救護活動、孤立施設で巡回診療など。

 職員の派遣は18日現在で石川県庁など関係機関へ延べ31人を派遣し、支部災害対策本部支援員として27人、救護班用テント設営・運営などに携わる現地ロジスティクス支援要員延べ18人、内閣府調査チームへ延べ医師4人、事務管理要員4人の計8人。被災地医療機関の支援(看護師派遣)として14人。給水衛生支援事業として3人を派遣し、七尾市立和倉小と山王小で避難所などの生活用水、洗濯機、屋外シャワーなどの給水支援の調整を行っている。

 浦河赤十字病院からの救護班は第二内科部長の坂井医師が班長となり、中島司人看護師長、佐藤綾子看護師係長、谷亜希子同主任、中江一馬薬剤師、事務職員の田島雄士さん、清水悟さんの7人で構成。

 19日に浦河町東町ちのみ1の同病院駐車場で行われた出発式では、病院関係者約40人が見守る中、大柏秀樹院長が「寒さと不安の中、被災者に寄り添い、被災者の要望や健康支援活動に尽力や、皆さんも安全と健康に気を付けて」と激励した。初めて被災地派遣に赴く坂井医師(54)は「被災者の気持ちを汲み、日常の診療とは違った精神的なケアも大事だと思っている。寄り添いながら診療していきたい」と話した。

 このあと7人は新千歳空港から石川県の小松空港で石川県入りし、20日に日本赤十字社石川県支部で要望を聞いてから、七尾市を拠点に22日まで具体的な救護活動にあたり、23日に帰町する。

 日本赤十字社では、被災地の人々の生活支援に役立てられる義援金を受け付けている。協力方法は同社ホームページへ。

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