コーヒー豆 22カ月熟成完了 札内川ダム活用【中札内】
帯広開発建設部帯広河川事務所が管理する札内川ダム(中札内村)で18日、2022年4月から管内のコーヒー店3店が長期熟成させていたコーヒー豆の搬出作業が行われた。22カ月の熟成期間を経て取り出された豆は、各店で焙煎(ばいせん)し、2月に数量限定で販売する予定だ。
ダムを活用した地域振興の一環で、同河川事務所が22年度から札内川ダムで飲食品の熟成保管の取り組みをスタート。その第1弾がコーヒー豆で、道開発局のプロジェクト「かわたびほっかいどう」の一環として「かわたびコーヒー」に取り組む3店が参加。トカプコーヒー(中札内村)がケニア産15キロ、May coffee(同)がケニア産とコロンビア産を各15キロ、カシオペイアコーヒー店(音更町)がホンジュラス産15キロを長期熟成させていた。
真空パックで保存していた豆を搬出したMay coffeeの森田美紀さんは「一般的に風味がまろやかになるとされており、この後の焙煎が楽しみ」と話し、トカプコーヒーの木村務さんは「どんな違いが出るのか楽しみ」と話した。
搬出したコーヒー豆は各店で焙煎し、「札内川ダム長期熟成豆」としてドリップパックと豆で数量限定販売。2月23日に道の駅ガーデンスパ十勝川温泉(音更町)でお披露目会を行い、トカプコーヒー、カシオペイアコーヒー店、サクラテラス(帯広市)で販売する。
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