三角山頂上からの眺望を満喫した会員たち

【えりも】町郷土資料館北緯42度の会（草野一郎会長）は４日、新年恒例の「新春里山歩き」をえりも小と中学校校舎の背後にそびえる三角山（標高３１６㍍）へ軽登山を行い、会員12人が頂上から、晴天に恵まれた雄大な眺望を堪能した。

　この日は真冬にもかかわらず、登山道も頂上も積雪が無い状態。会員たちは中学校裏側から約１時間かけてゆっくりペースで山頂に到達すると、眼下に本町市街地と太平洋の大海原が広がり、西にはアポイ岳の稜線、南東には襟裳岬から続く百人浜の渚、背後の北東にはうっすらと積雪の豊似岳（同１１０５㍍）など３６０度のパノラマにしばし見惚れた。

　下山後は資料館に戻り、今年の町内自然の魅力開発などへの取り組みを話し合った。

　初めて参加した町郷土資料館の堂元菜々実学芸員は「市街地のすぐ近くに、素晴らしい景観を眺望できる場所があり、今年は国定公園の国立化が実現するので、観光客の低登山コースなどにも検討してはどうか」と提案した。