北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

苫小牧民報

苫小牧高専ロボテク部、全国ロボコンで特別賞

苫小牧高専ロボットテクノロジー部は「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2023」の全国大会で、特別賞を受賞した。ロボットのスムーズな走行を可能にする足回りの工夫などが高く評価され、部員らは達成感に満ちた表情だ。

全国大会で特別賞に輝いたロボット(左)と苫小牧高専ロボットテクノロジー部員

 コンテストは制限時間内でコース内に張られたロープや角材の障害物を乗り越え、ボールを取り合う競技。全国大会は昨年11月26日に東京の両国国技館で開かれ、8地区から全27チームが出場した。

 苫小牧高専は優勝した昨年10月の北海道地区大会での経験を基に、1カ月かけてロボットを改良。障害物を乗り越える時間の短縮へ動力源を電気モーターからよりパワーが出るエアタンクに切り替え、上下にしか動かなかった車輪を内側に折り込めるようにした。

 しかし、初戦は角材を乗り越えるのに時間を要した他、機体がロープに引っ掛かってタイムロス。今大会で準優勝した熊本高専(八代キャンパス)に40対51で敗れた。

 リーダーの2年菊地章登さん(17)は「角材の上に残っていた木粉でロボットがスリップし、焦ってしまった」と敗因を分析。その上で「他高専のロボットには既存のタイヤを改良したり、動力を使わず動く仕組みを構築したりといった自分たちでは思い付かない工夫がたくさんあり、今後の参考になった」と前向きだ。

 審査員は「全国大会までのわずかな期間に驚くべき進化を遂げていた。(苫小牧高専の)さらなる活躍を期待したい」と講評。強豪と接戦を演じた1回戦の戦いぶりも加味され、2年ぶりに特別賞を獲得した。

 「上位入賞のチームとは技術力に差があった。賞をもらえたことを励みに、期待に応えられるよう頑張りたい」と語るのは2年の小松悠月さん(17)。体調不良のメンバーに代わり、ピンチヒッターとして出場した5年の谷口誇吾郎さん(20)は「この先も全国大会に出て強豪校と戦えるよう、今回は2年生中心のチーム編成にした。1回戦敗退となったが、全国の人にロボットの活躍は見せられた」と誇らしげだ。

関連記事

室蘭民報

狙い定めドローン操縦 室工高1年生が体験【室蘭】

 道建設部主催の情報通信技術(ICT)の体験講習会が20日、室蘭市宮の森町の室蘭工業高校(鈴木康礼校長)で行われた。1年生の環境土木科6人、建築科23人が、ICTの基礎知識やドローンの操縦技術を...

室蘭民報

12月1日「Xマスコンサート」 サンタの会、活動振り返る展示も【伊達】

 西胆振で活動する音楽ボランティアグループ・サンタの会(太田亜紀子代表)のクリスマスチャリティーコンサート「ぼくらの音楽会」が、伊達市梅本町の伊達信用金庫コスモスホールで12月1日に開かれる。ク...

室蘭民報

健千窯の津村さんに社会ボランティア賞 国際ソロプチミスト日本財団表彰【登..

工房、不登校児の居場所に  登別市緑町の窯元・健千窯を主宰する津村健二さん(79)が、国際ソロプチミスト日本財団から社会ボランティア賞を受賞した。2012年から市内小中学校の不登校の子どもたちに...

十勝毎日新聞

「いい(11)夫婦(22)の日」 最高齢医師 支え合う【音更】

 夫婦で田中医院(音更町木野大通東15ノ2)を営み46年目を迎えた精神科医・院長の田中章二さん(85)と、内科医・副院長のサイ子さん(86)。十勝の現役医師で最高齢となった2人は、共に大病を乗り越...

十勝毎日新聞

川の見回り 馬上から 悪路も悠々踏破 帯開建と畜大実験【帯広】

 帯広開発建設部と帯広畜産大学は21日、帯広市内の札内川河川敷付近で馬を活用した騎馬パトロールの試行実験を実施した。馬を活用することによる河川管理などへの可能性の検討を目的とし、その効果や課題な...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス