気合を入れて基本技を繰り返す門下生たち

【日高】町内の空手道場「日本空手道雅龍拳誠会館」（がりゅうけんせいかいかん）（佐々木雅美最高師範）＝富川西３＝は２日、町内富浜漁港に近い海岸で新年恒例の寒げい古を行い、今年１年の精進と飛躍を誓った。新型コロナウイルス感染症影響のため３年振りとなった。

　18年前に開設した苫小牧支部（沼ノ端）道場も含め、小学３年生から20歳代の門下生10人が参加した。

　最初に総本部道場のある富川小に隣接する富川東研修所でストレッチ、突きや蹴りなどの基本げい古を行い、瓦割り、板割りの演武を父母らの前で披露した。

　この後、海岸に移動。海は割合穏やかだったが、気温２度、冬の曇り空の下、波打ち際へと歩みを進め、道場と同じ胴着１枚で、しびれる様な冷たい海水に腰あたりまで浸かりながら、気合を入れて突きや蹴りの基本を繰り返した。

　厳しい寒さに泣き出す子もいたが、門下生たちは自らを奮い立たせながら声を出して稽古に取り組んだ。

　若手指導者は「各々の目標に向かって、今年も精進を積み重ね、より良い成績を目指して頑張ってほしい」と気合を入れた。