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釧路新聞

釧路和商市場で初売り【釧路市】

  釧路和商市場は5日、新年の初売りを行った。正月用の食材を求める買い物客でにぎわった年末とは違って、客足は少なかったが、能登半島地震、羽田空港の日航機衝突事故と新年早々から悲惨な被害が相次いだだけに、柿田英樹副理事長は「平穏が何より」と話していた。

 初売りは特にイベントもなく、通常販売が行われた。年末に比べて買い物客も決して多くはなかったものの、午前中に訪れた72歳の女性は「食べ物がすっかりなくなってしまった。家が近いので和商市場には毎日のように来ている。魚、肉、野菜を買う店も決まっている」と初売りを待ちかねたように、お目当ての店に向かっていた。外国人の買い物客もちらほら見られ、中央パティオでは毛ガニをおいしそうに食べている台湾の女性の姿もあった。

 和商市場は今年創立70周年を迎えるが、記念事業はまだ具体的には決まっていないようだ。2月には総会が開かれることから、記念事業についても協議する見通し。役員改選は昨年、任期満了(2年)に伴い新理事長に相原成三郎氏を選出したばかりなので、行われない。

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