撮影スポットで旅の思い出を記録する外国人観光客

　新年を迎えた洞爺湖町や壮瞥町は年末年始を観光地で過ごす人たちでにぎわった。新型コロナウイルス感染症が５類に移行してから初めての年始。例年よりも訪日客（インバウンド）の姿が増え、雪遊びや湖をバックに記念撮影を楽しんでいた。

　３日の胆振西部地方は穏やかで暖かい一日となり、湖畔沿いでは遠くまで澄んで見える冬景色を楽しむ訪日客が多く見られた。撮影スポットでは、風景や湖畔のオブジェを家族や仲間とスマホで撮影し、旅の思い出を記録していた。

　温泉街をキャリーケースを引きながら観光して歩く人もあちこちで見られた。通りを走る車は、観光バスやレンタカーのほか、札幌、函館ナンバーが目立った。飲食店や雑貨店では食事をしたりお土産を選ぶ観光客でにぎわっていた。

　洞爺湖汽船（洞爺湖温泉）によると、昨年は日本人の割合が多かったが、今年はインバウンドが増え、中国や東南アジアの富裕層のツアー客が目立つようになったという。

　有珠山ロープウェイ（壮瞥町昭和新山）、昭和新山熊牧場（同）などにも国内外から多くの観光客が訪れ、洞爺湖町や壮瞥町の魅力を満喫していた。