地域活性へ思い共有 函館市年賀会に610人【函館】
2024年函館市年賀会(市、市議会、函館商工会議所主催)が4日、函館国際ホテルで開かれた。函館の政財界から610人が参加。新型コロナウイルス禍が明け、函館観光に回復が見える中、地域の発展を願い新年のあいさつを交わした。能登半島地震や羽田空港での日航機炎上事故を心配する声も相次いだ。
昨年までは、コロナ感染拡大防止のため中止や一部変更で対応したが、4年ぶりに立食形式で開催。ひのき屋の渡部洋士さんによる獅子舞の演舞に続いて大泉潤市長があいさつ。市長は「能登地震で亡くなった人のご冥福を祈り、被災者にお見舞いを申し上げる。コロナ禍を乗り越え、4年ぶりに縮小せず開催した港まつりや台湾との定期便の運航再開、過去最多に並んだクルーズ船の寄港数など観光業が潤い、地域の活力が戻った1年だった」と振り返った。
また、市民の幸福度向上に向け「世代間の分裂が心配」とし、少子高齢化が進めば若い世代と現役・高齢世代のつながりが一層減少すると指摘した。「出生率を上げること、海外からの人材を受け入れることが重要」と述べた。
久保俊幸函館商工会議所会頭は「昨年5月以降、観光客の回復がある半面、物価高騰と人口減少に起因し、企業はフルオープンの営業体制をとれずにいる。解決策は従業員の賃金上昇を目的に価格転嫁すること。薄利多売ではなく満足度の高いサービス充実を図るべきだ」と述べ、乾杯した。
参加者は和やかに懇談。吉田崇仁市議会議長が三本締めを行い、今年一年の無事や地域発展を願った。
関連記事
狙い定めドローン操縦 室工高1年生が体験【室蘭】
道建設部主催の情報通信技術(ICT)の体験講習会が20日、室蘭市宮の森町の室蘭工業高校(鈴木康礼校長)で行われた。1年生の環境土木科6人、建築科23人が、ICTの基礎知識やドローンの操縦技術を...
12月1日「Xマスコンサート」 サンタの会、活動振り返る展示も【伊達】
西胆振で活動する音楽ボランティアグループ・サンタの会(太田亜紀子代表)のクリスマスチャリティーコンサート「ぼくらの音楽会」が、伊達市梅本町の伊達信用金庫コスモスホールで12月1日に開かれる。ク...
健千窯の津村さんに社会ボランティア賞 国際ソロプチミスト日本財団表彰【登..
工房、不登校児の居場所に 登別市緑町の窯元・健千窯を主宰する津村健二さん(79)が、国際ソロプチミスト日本財団から社会ボランティア賞を受賞した。2012年から市内小中学校の不登校の子どもたちに...
「いい(11)夫婦(22)の日」 最高齢医師 支え合う【音更】
夫婦で田中医院(音更町木野大通東15ノ2)を営み46年目を迎えた精神科医・院長の田中章二さん(85)と、内科医・副院長のサイ子さん(86)。十勝の現役医師で最高齢となった2人は、共に大病を乗り越...
川の見回り 馬上から 悪路も悠々踏破 帯開建と畜大実験【帯広】
帯広開発建設部と帯広畜産大学は21日、帯広市内の札内川河川敷付近で馬を活用した騎馬パトロールの試行実験を実施した。馬を活用することによる河川管理などへの可能性の検討を目的とし、その効果や課題な...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
2函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
3帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
4昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
5トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】