初売りで福袋を選ぶ来店客＝３日、平林紙店

　室蘭市中央町の平林紙店（平林滋明社長）は３、４日の両日、毎年恒例の新春初売りを開催している。なくなり次第終了の福袋は男性・女性、子ども向け全てが初日の午前中でほぼ完売する人気となった。４日は午前９時にオープンする。

　福袋は男性用と女性用（各３３００円）、子ども向けのファンシー文具入り（１６５０円）の３種類。一部商品を除き、購入金額に合わせて２～３割引きで提供。３千円以上購入で米５キロやトイレットペーパーなど生活用品が当たるくじ引きも実施した。

　３日は、午前１０時の開店前から来店客の姿が目立ち、オープンとともに店内へ駆け込んだ。目当ての福袋や文具雑誌などで話題の新商品を買い求め、店側が用意した計４０個の福袋は飛ぶように売れた。くじ引きが当たると「おめでとう」や「やった。うれしい」などと喜びの声が響いた。

　孫２人のために福袋を購入したという加藤隆栄さん（６８）、榮妙さん（６８）夫妻＝栄町＝。「毎年人気なので今年は早めに来た。買えて良かったです。帰って早速プレゼントします」と笑顔。平林社長は「袋を開けるわくわく感を楽しみ、喜んでもらいたいですね」と話した。