ガンガンたたきで福袋を受け取る地域住民ら

　室蘭・輪西商店街振興組合（石田佳久理事長）の新年恒例イベント・ガンガンたたきが３日、輪西地区一帯で行われた。福袋を積んだトラックが地域を巡り、菓子などを配り回った。

　半世紀ほど前に、問屋が新年の初荷を納入する際、景気付けにガンガンと音を鳴らしながら店舗を回ったことがきっかけ。現在は福袋を用意して、地域住民にプレゼントしている。

　午前１１時に複合商業施設ぷらっと・てついちで開始予定だったが、数十人が出入り口前に列をつくり、若干前倒ししてスタートした。

　紅白の幕で飾った軽トラックが到着して、ガンガンたたきが始まった。福袋には菓子やみかん、コーヒー、商店街で使用できる割引券などを詰め合わせており、荷台に乗ったスタッフが福袋を手際良く配った。

　トラックはその後、輪西地区をくまなく回り、用意した４００個を地域住民に届けていた。石田理事長は「年明けから災害が続いているが、少しでも地域にとって明るい一年になってほしい」と話した。