新たな100年、発展願う 相馬神社でしめ縄制作【伊達】
伊達市大町の相馬神社(畔蒜稔宮司)は18日、本殿と鳥居に設置するしめ縄の制作作業に取り組んだ。同神社は1923年に造営され、今年で100周年を迎えた。
同神社役員が主体となり実施。2020年に「コロナ撲滅」を願い、手製のしめ縄を使って以来、毎年制作・交換作業を行っている。材料は、伊達・豊浦町産の稲わらを使用している。
この日、100年近く手作りの伝統を守って来た、豊浦町の美和神社役員を講師に招き、作業を開始。両神社役員、約10人が参加した。
稲わらは、たたいて柔らかくしたものを使い、3束に分け、右回りにねじったわらを左回りに編み込んで制作。相馬神社役員は、講師の指導を受けながら、鳥居用約5・2メートル、本殿用約5メートルのしめ縄をそれぞれ作り上げた。
相馬神社役員の浪越準一総代長は「伝統と技術を守り、後世につなげていく」。畔蒜宮司は「相馬神社は、皆さんのおかげで無事100年を迎えました。『神のご加護と心のよりどころの相馬神社』をテーマに、新たな100年に向けて気を引き締めたい」と話した。
交換作業は、25日に行われる予定だ。
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