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函館新聞

坂井(極限館)カラテ甲子園制覇 接近戦強化で快挙【函館】

輝くトロフィーと賞状を手に笑顔を見せる坂井

 11月に東京で開かれた「文部科学大臣杯第17回JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会」(全日本空手審判機構JKJO主催)の小学5年女子35キロ以上の部で、極限館の坂井望桜(久根別)が優勝を飾った。「カラテ甲子園」とも呼ばれ、フルコンタクト空手のジュニア最高峰の大会。3年前に続く快挙を達成し「練習の成果を出して優勝でき、本当にうれしい」と喜びを語った。

 坂井は4月の道予選を経て出場。25人がトーナメント方式で競った。

 初戦は下突きで一本勝ちし、2回戦は1月にも勝った相手に判定3―0で勝利。「勝ったり負けたり」という難敵との準々決勝は、1分半の本戦で決着がつかず、1分の延長戦へ。「相手の体力を削り、パンチが効いた」と判定2―1で白星を挙げた。

 準決勝はこれまで3戦3敗の石川の選手と対戦。パンチで攻勢に出て相手のポジションを下げて優位に立ち、判定3―0で決勝に駒を進めた。9月に惜敗した愛知の選手との大一番は「パンチが速く苦手なタイプだが、自分もスピードを身に付けて克服してきた」と成長を示し、判定5―0で圧勝。大きなトロフィーを手にし「試合の間に休む時間が少なくハードな中、リベンジを果たせた」と笑みを浮かべる。

 別の部門に出た同じ道場の先輩や、試合の動画を見た古川寿幸館長からアドバイスをもらいながら、次々とライバルを撃破。自信を深め「もっとスピードを上げ、パンチの回転数も増やして来年連覇したい」と意欲を見せる。

 4歳から空手を始め、身長163センチから繰り出すパワフルなパンチや蹴りが持ち味。2年生で優勝も、その後2年はともに初戦負けし、悔しさをばねに接近戦の対処やパンチのスピードアップを図ってきた。古川館長は「学年が上がるにつれ、パワーでは勝てなくなる。力だけに頼らず、スピードを上げるトレーニングに切り替え、照準を合わせてやってきた。高いレベルの中、2回目の優勝は素晴らしい」とたたえた。

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