地酒「美苫」味わって 新酒販売、今年は純米吟醸のみ
苫小牧酒販協同組合の美苫みのり会(平田幸彦部会長)は16日、苫小牧市の地酒「美苫(びせん)」の新酒を発売した。今年は純米吟醸のみを醸造し、500ミリリットルが1760円、1・8リットル(一升瓶)が5025円。苫小牧市と厚真町の15店舗で取り扱っている。
「美苫」は苫小牧市の水道水と厚真町の酒造好適米「彗星」を原料にした日本酒。小樽市の田中酒造に製造を委託し、2002年から販売している。今年は500ミリリットル瓶を1700本、一升瓶を120本それぞれ販売する。
酒類販売の「アルス美原店」(市美原町)は15日、500ミリリットル瓶100本と一升瓶24本を入荷。地域のリピーター客を中心に、お歳暮や年始のおとそ用に需要が高く、予約も多く入っているという。
平田部会長は「しっかりとした芳醇(ほうじゅん)な味わい」とPRし「(販売開始から)間もなく四半世紀を迎えるが、胆振東部地震やコロナ禍など幾たびも危機があった。その歴史の重みも楽しんでいただけたら」と話している。
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